崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

妬み嫉みをなくす方法・後編

前編からの続きとなります。

 

前編の結論としては、「人間は永遠に転生輪廻している為に、努力が無駄にならず、全て魂に蓄積され、次に地上に生まれ変わった時には、蓄えた実力を発揮することができる。そしてそれこそが『持って生まれた才能の正体』である」ということでした。

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ただ、気をつけなければいけないことは、人生の持ち時間は80年くらいしかない為に、つまり時間制限があるために必ずしも今回の人生で上手く花開くとは限りません。

 

例えば何かしらプロスポーツ選手を目指すのであれば、肉体的に伸び盛りの10代後半から20代前半くらいで結果を出せないとプロにはなれないでしょう。

 

また、人気のある分野ではたくさん参入してくる人もいる為に、競争が激しくなってしまうこともあります。例えばユーチャーバーを目指すのを5年以上前に参入してれば大成功して大金持ちになれたはずが、参入するのが遅れた為に鳴かず飛ばずになるようなものでしょうか。

 

そしてあと一歩手が届かずに、自己実現できず、成功しない場合もありますが、ここで先程の理論である「生まれ変わりがあれば努力は無駄にならずに、魂に蓄積される」と考えるとします。

 

そしてその志を、転生の度に持ち続けて、努力し続けられれば、何回かの生まれ変わりを経て何かしらのプロになれたり、成功する可能性は高いと思います。

ただ、大抵の人はそこまで一つの志、理想を持ち続けられないかもしれません。

 

以前ある職場に勤めていた時のことです。

そこでの同期の社員に、元Jリーガーだった青年がいました。彼は確か高卒でJリーグの、あるチームでプロサッカー選手になったらしいのです。

 

ですが、2年くらいで契約を打ち切られて、その後紆余曲折を経て、自分と同じ職場に正社員として勤め始めたのです。

 

その彼と一緒に食事をした時に聞いた話しです。その彼はクリスチャンであるものの、生まれ変わりを信じており、「持って生まれた才能の正体」について、自分と同じ結論に達していました。

 

そしてポツリと、

「サッカーが凄い上手い選手は、生まれ変わる度に、サッカーばかりしてたんだろうなって思っています」と言ったのが今でも印象に残っています。

 

やはり普通人間という生き物は、あちこちに関心が向いてしまいやすいですし、飽きてもくるために、一つのことだけを長く取り組み続けるのは難しいです。

 

なのでまずは、どのように努力の対象を選ぶべきかが大事になります。

 

まずその努力の対象ですが、「好きで、才能の片鱗があるもの」を選ぶべきです。

 

「好きでも才能がないもの」を努力しても、あまりの伸び率の低さに途中で嫌になってしまうでしょう。

 

「才能はあるが特に好きになれないもの」これもダメです。途中で身を入れられずに辞めてしまうでしょう

 

あと特に関心はないもののその時点で世間で耳目を集めているような分野です。現在ならユーチャーバーとかでしょうか。こういうその時点で人気があるからという理由で始めるものは、大抵はモノにならないと思います。

 

まず「少しでも才能があり、努力してモノになれそうな分野」を発見することが、ポイントであり、「好きで得意なもの=才能」を見つけることです。これが見つけられれば、楽しく長い努力ができるからです。

 

そしてようやく「好きで、才能があるもの」が見つかり努力を始めたとします。その時の留意点を述べます。

 

例えば努力をし、着実に実力はついているものの、自分の想定よりは結果がついて来ない場合もあります。「実力=結果」とはストレートに行かないのがこの世の厳しさでもあるからです。

 

すると「こんなはずでは」と思い「焦りの心」が湧いてきます。これも「人生の持ち時間は約80年」という時間制限があるので、当然といえば当然です。

 

ですが、せっかく「妬み心」を解消できたのにここで「焦りの心」で自分の心を苦しませては損です。当然、心が焦っていれば、平静な心ではいられません。

 

結局のところ「焦りの心」とは「結果を早く手に入れたい」と思ってしまうことです。

 

では「焦らない」ためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

ここではこう考えるべきです。

 

1日に歩ける歩数に限度があり、食べられる量にも限度があるように、人間の能力も急には伸びません。

 

鶏は1日に一個しか卵を産みません。焦ってお腹を裂いてみても明日の卵は見つからないのです。

 

「使える時間は今日という時間しかない。明日や明後日の時間を使うことができないならば、当然その結果も今日手に入れることはできない」と悟り、将来の成果などに意識を向けずに、自分が今日できる努力を淡々と積み重ねていくことだと思います。

 

また自分が生きている現在だけを輪切りにして観るのではなく、永遠の転生輪廻を繰り返していることを達観して見て、足ることを知るのも大事だと思います。

 

過去の転生における、自分の努力の蓄積が大したことがなかったかもしれないと知るべきかもしれません。

 

そして、努力の要諦は「時間に耐えること」です。言葉を変えると「忍耐ができること」です。

 

時間に耐えて努力の継続が出来れば、おそらく妬み心はなくなります。他人と比較することはなくなります。それは自分自身との闘いになるからです。

 

とはいえ「才能も努力の量も同じ人がいたとしても、環境や運で片方が成功することもあるではないか」という意見もあるでしょう。

 

そして「そういう人がもし身近にいれざやはり心は平静ではいられない」という場合の考え方を述べます

 

まず、「運」ですが、これはある程度「運がある人、ない人」はあるような気もします。

 

これについては、様々な本も出ているようですが、私自身の運についとの考え方は「宝くじ」のようなものだと考えています。

 

「運」があまりないようなら、今回の転生では宝くじに外れたと考えます。もともと確率はそれほど高くないので外れても腹が立ちません。

 

ですが生まれ変わりは何百、何千、何万回とするものなので、確率論的には、「宝くじ」に当たるがごとく、時には運に恵まれた人生を送ることもあると思います。

 

また、「生まれながらの環境に恵まれている」場合はラッキーですが、「生まれながらに環境が悪い場合」はこれまた苦しみの原因になります。

 

「環境さえ良ければ上手くいくのに」と誰しも思います。正直自分も時々は思います。

 

ですが自分にとってベストではない環境、「特に劣悪な環境」にも言い訳をせず、負けずに努力することは実は魂にとってはすごい大事なことなのです。

 

環境が良ければ成功しやすいのは誰でもそうです。そして当の本人は「成功したのは自分の努力の賜物である」と思ってることが多いと思います。

 

ではその人が環境をガラッと変えてみた場合、同じ実績が出せるでしょうか?

 

おそらく意外に難しいと感じるはずです。そしてそこで「人のせい、環境のせいにせずに、自助の精神を発揮して努力する」ことができるようになると、魂に凄い力がつくのです。いわゆる「魂が神に近づくことになるからです」

 

劣悪な環境の場合、地上では目に見えての結果は出せないかもしれませんが、それは確実に魂に力がつき、そのことはあの世に帰ってから正当な評価を与えられるでしょう。

 

また「成功」とは他人から見て羨ましいと言われることが「成功」ではありません。誰もが藤井聡太さんや、イチローのようにすぐになれる訳ではありません。

 

つまり自分にとっての「成功」を目指すべきです。なぜなら「成功した」とは「成長した」と同じことであり、成長すれば魂は幸福感を感じるからです。

 

「妬み心」を無くす方法としては、話しが広がりすぎたかもしれませんが、一応「妬み心」で苦しむことが少ない自分の方法論を語ってみました。なんらかの参考になれば幸いです。

 

あと、付け加えるとすれば、人間の成長段階に応じて、妬みは発生してくるものです。

 

例えば、青年期であれば、彼女がいる人を妬ましく思います。

 

また付き合った人が何人かいても、いつも結婚まで至らない為に、スンナリ結婚している人を妬ましく思う場合もあります。

 

そして結婚できたら、今度は夫婦仲が良い人を妬ましく思ったり、旦那の給料が高くて専業主婦をしている人を妬ましく思う場合もあります。

 

老年期になると、金銭的に悠々自適な老後を送れている人が妬ましくなる人もいます。

 

なのでこの記事を、書いた自分も10年後、20年後には新たな妬み心で苦しんでいるかもしれません。

 

なので、あくまで2020年8月の時点で、自分が実践できている、妬み心をなくす為の心のコントロールであることを付記しておきたいと思います。

 

長くなりましたが、以上です。

 

 

 

 

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