崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

社内で異動させられてしまう人の特徴とは

今回の記事は、私が勤める工場内での異動についての話しです。

 

工場では電気関係の部品を製造しており、景気の良し悪しで忙しくなったり、やや暇な状態が交互にやってきます。

 

そして同じ電気関係の部品でも、部署間で少しずつ違う部品を製造している為に、忙しい部署と暇な部署が同時期に存在していることがあるのです。

 

そして、暇な部署で人が余っていると、忙しい部署に異動させられてしまうことがあります。

 

ただ、同じ電気の部品を製造していても、仕事の難易度が高い部署と、そうでもない部署がある為にみんな異動は嫌がります。

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特に手先の器用さが要求されるような部署だとかなり苦戦します。

 

仕事の難易度が易しい部署に異動になれば問題ないのですが、あまりそういうパターンは少なく、難しい部署への異動が多いです。

 

ではどういう人が異動の対象にされてしまうのでしょうか?

 

自分が数年前に入社してから異動になった4人の特徴を分析(というほどのものではないですが)してみました。

 

1.Aさんの場合

Aさんが異動になった原因は、おそらく「直属の上司に敬意をを表さない」のが原因だと思いました。

直属の上司の役職はX職長ですが、AさんはX職長よりも年上な為に、数年前にXさんが職長に昇進した後も「X君」と呼び続けていました。

 

もちろん呼び方だけで異動の対象にはなりづらいとは思いますが、Aさんはそれに加えて「あまり仕事をしたがらない人」でした。

 

その2つの点で目をつけられて、異動になったと思われます。(Aさん本人は自分が異動の対象になった原因を自覚してないでしょう)

 

2.Bさんの場合

Bさんは、本人に直接聞いたわけではありませんが、その外見と振る舞いを観察するに、おそらく元ヤンキー

 

ただ、手先が器用で仕事は出来ます。

ところが、元ヤンキーだけあって、「自分より下だと思う人には、やや態度が高圧的になり、上から目線」になります。

 

さらに、仕事上での正論を口うるさく同僚に言う為に、他の人からは煙たがられていました。(しかも人のミスをいちいち指摘する割には、自分が完璧ではないことに気づかない)

 

3.Cさんの場合

Cさんは部署内では3番目くらいにベテランなのですが、とにかく仕事の手を抜きます。

 

工場とはいえ、ベルトコンベヤーとかでの流れ作業ではない為に、受け持ちの機械での作業がひと段落するとその間は休憩をしていても大丈夫なのです。

 

Cさんはそれをいいことに、とにかく休憩(という名のサボり)をたくさん取るべく仕事の手を抜けるだけ抜き、なおかつあまり詳細は書けませんが、製品の原材料を無駄にしてまで自分の仕事量を減らそうとする人でした。

 

仕事に自分を合わせないで、自分の都合(という名のサボり)に仕事を合わせるようなことをしていたのです。

 

機械は24時間連続で稼働している為に、3交代制なのですが、Cさんと同じ班の人は、Cさんの仕事の尻拭いをやることが多く、みんなかなり苛立っていました。

 

ちなみに自分もCさんと同じ班だった為に、ここ半年はかなりイライラしていました。

 

個人的に、Cさんの仕事ぶりを「Cさんの働き方改革と呼んで皮肉っていました。

 

今年に入りCさんが異動になった為に、ようやくうちの班にも平和が訪れました。

 

4.Dさんの場合

Dさんの例はやや特殊です。数年前にDさんの部署が凄く暇になり、動いている機械も1〜2台くらいという時期があったのです。

 

そうなると1日の内、身体を動かして働く時間が、実質2時間くらいになるのです。

 

余った時間は休憩をしても構わないのですが、同じ建物内の違う部署のZさんが、Dさんの楽な状況を見て面白くないと思ったのか、Dさんにちょっかいを出してきたのです。

 

部署間での仕事量の差は、景気や取り引き先の状態で変動する為に、自分の部署が忙しく、他の部署が暇でも、それは交互に訪れるものであり、「お互い様」という共通認識が社員の間ではあるのです。

 

ですが、Dさんが不運だったのは違う部署のZさんが同じ時間帯の勤務だったことです。

 

そしてZさんの部署から、Dさんの部署は丸見えだった為に、Zさんからやっかみを受けてしまったのです。

 

いじめというわけではないですが、Dさんが休憩室にいる時や、夜勤中クルマの中で仮眠を取っているあいだに、ZさんがDさんの部署をこっそり訪れて、製品や管理図などを調べたりして何やら怪しい行動をし始めたのです。

 

本来は部署間が違うので、そのような行動は越権行為なのですが、よっぽどZさんは Dさんの部署が楽なのが気にいらなかったのでしょう。

 

それに対してDさんは不快感を覚えながらも、我慢していました。

 

しかしついにある日、事件は起きたのです。

 

当時、通勤に使用しているクルマの駐車場は、工場のすぐ脇にありました。

 

駐車場に行くには休憩室の横のドアから出入りするようになっていましたが、Dさんが夜勤の日に仮眠を取るべくクルマの中で休んでいました。

 

そして約1時間後、仮眠を終えたDさんが工場内に戻ろうとして、ドアをひねると…

 

なんとドアにはカギがかかっていて入れません!

 

仕方なくDさんは工場の外側をぐるりと周り、別のドアから工場内に入ったのでした。

 

誰がドアのカギをかけたのか?

 

どう考えても思い当たるのはZさんしかいません。

 

さすがに腹にすえかねたDさんは、課長に訴えました。

 

「自分が仮眠を取っている間に、Zさんがドアのカギをかけて締め出されました!」

 

ところが課長は同調するでもなく、クールにDさんの話しを聞き流すだけでした。

 

その後特にZさんに対してのお咎めもなく、日が過ぎていき(その間相変わらずZさんの怪しげな行動は続いていました)1ヶ月くらい経ったある日のこと。

 

Dさんに突然異動の辞令が下ったのです。

 

なぜDさんに嫌がらせをしたZさんが異動にならずに、被害者のDさんが異動になってしまったのでしょうか?

 

これは私の推測ですが、課長はDさんとZさんの関係を学校でよく起こるいじめ問題のように捉えてしまったと思うのです。

 

そして学校の先生がよくやるように、いじめをした生徒を叱るのではなく、また登校させないという処置を取るのではなく、ひたすらいじめられた生徒がどこかに転校してくれて、問題がつつがなく収まるのを待っているような状態に課長はなってしまったように見えました。

 

ただ会社員は転校などないので、課長はZさんの行為を注意する面倒くささを選択するより、手っ取り早くDさんを異動させれば最小の労力で問題は収まると課長は考えたのでしょう。

 

かわいそうなのはDさんでした。

 

今回の記事で伝えたかったことは、社内間での異動は仕事がすごくできるか、まったく出来ないか、で決まるより、それ以外の要素が多いということです。(もちろん業種、職種により違いはあると思います)

 

上記の4人の事例は、良くも悪くも人間的な理由による異動だと思います。

 

ちなみにリストラ対象にされる社員も、必ずしも仕事ができない社員が真っ先にクビを切られるわけではないらしいのです。

 

数年前にネットで「リストラされやすい人の裏特徴リスト4」という面白い記事を見つけたので、それも読んでみると参考になると思いますので興味のある方はクリックしてみることをオススメします。

 

以下↓

リストラされやすい人の「裏特徴リスト4」を大公開! 仕事ができない人が残る理由も判明!

 

ところで異動させられたDさんはその後どうなったかというと…

 

数年前にDさんが元いた部署がものすごく忙しくなった為に、Dさんは呼び戻されたのでした。

 

そして風の噂で、課長が当時の判断を「D君には悪いことをした」と反省しているというのを伝え聞いたDさんは、少しだけホッとしたとのことです。

 

 

 

 

 

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