崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

息抜き小噺(こばなし)〜ト○レマークは明確に(半泣き)‼️

今回の話しは、自分の学生時代にあった就職説明会の会場での話しです。

場所は北関東の某県。時期は秋頃だったと思います。

会場のビルは何かのホールらしいのですが、もちろん初めて訪れた建物です。

自分は説明会が始まる30分以上前に会場に着き、「良い求人があるといいな」とのんきに構えつつぼんやりと入り口前ホールの椅子に座っていました。

周りを見渡すと、リクルートスーツを着た男女が20人近くおり、それぞれ開場するのを待っています。

しばらくすると…緊張していたせいか少しお腹が痛くなってきました。

激痛というわけではありませんでしたが、30分も持たない感じです。

腕時計を確認すると、開場まで20分を切っています。「これは急いでトイレに行ってこないと、説明会が始まってしまう」と思った自分は、会場内の端にあるトイレに早歩きで駆け込みました。

 

……約5分後、スッキリした自分は「さて、急いで会場に戻るとするか」と、トイレから出る準備をし始めました。

「…?…」

すると妙なことに気がついたのです。

ドアの向こうでは何人かがトイレに出入りしている足音がしていたのですが、なぜかその足音が、

「コツ、コツ、コツ…」

と、やたら軽い足音なのです。

長年生きていて、トイレ内でこんなに軽い足音を聞いたのは初めてでした。

しかも、次から次へと入ってくる足音が、みんな「コツ、コツ、コツ」または「カツ、カツ、カツ」と、やたら軽いのです。

普通は、「ボス、ボス」だったり、「ドス、ドス」という低音の足音です。

💧……………「そういえば、俺、トイレに入る前にしっかりトイレマーク確認したっけ?」←心の声

「いや、確かにしっかり確認したような気がするが…確信は…ない(汗)」💧←心の声

…無常にもトイレに響く足音は、明らかに「女性」の足音としか考えられない軽やかなものばかり。

「コツ、コツ、コツ」と窮地に陥った自分を嘲笑うかのような(女性としか考えられない)軽やかな足音がトイレ内に響きます。

その時、脇の下から冷たい汗が流れた…などというミステリー小説でよくある描写にはならなかったものの、「どうやってトイレから出ればいい?」

ぶっちゃけ、5分くらいトイレの中で考えを巡らせました。

ひとつ考えたのは、ドアを少しだけ開けて外の様子を伺うという方法です。ですが、もしトイレの外に女性が一人でもいて、自分と目が合ったりしたら…そう考えると、そのアイディアを実行する勇気はありませんでした。

で、結局は一番オーソドックスな方法である「外に人の気配がしない時に一か八かで一気に走り抜ける」という方法を選択しました。

そして、しばらく待つこと数分…

外に人の気配がしません。

「今だ!」ガチャッとドアを一気に押し開けて、トイレから出ます。

‼️

視界には、鏡の前に立っている一人の女性‼️

「あぁ、クソ〜」←心の声

もう、構わず女性の横を走り抜けます。自分の右眼の視界の端には、女性が驚いてこちらを見ている様子が映じていました。

とにかくトイレから出ると、出来るだけその場から離れて、男子学生が多い人混みに紛れました。

もちろん、トイレ内にいた女性に見咎められない為です。

会場内は、先程より人が増えていて50人くらいはいたと思います。

数分後、なんとかごまかせたと思った自分は、またホールの椅子に座りました。

すると…自分の10数メートル先に4、5人の女子学生が固まりなにやら話しつつ、自分の方を見ながらクスクスと笑っているのに気づきました。

確証はありませんが、先程女子トイレ内にいた女子学生が、自分の姿を見つけて話しのネタにしているように感じました。(思い違いかもしれませんが)

もう、どうでもいいや、とヤケになってそのまま身体を縮めて座り続けました。

数時間後、説明会が終わり自分はトイレに向かいました。なぜ間違って女子トイレに入ってしまったのかを確認する為です。

するとその理由が判明しました。

トイレ入り口前の上部に、男性用、女性用のトイレマークがあったのですが、それは一辺が30センチほどの四角の木製の板に、男性マーク(ズボンを履いているような形)、女性マーク(スカートを履いている形)があることはあるのですが、なんと青い色もついてなければ、赤い色もついてません。

完全に木製の茶色だけです。

しかも、それは一応性別を表す形にはなっているものの、板をくり抜いてあるだけだったのです。

f:id:AitoSatori:20211214160132j:image

上記のトイレマークはネットから探してきた画像ですが、これはまだマシなほうです。自分が間違えたマークはこれほど男差をクッキリとつけてはいませんでした。

しかもトイレの前はやや薄暗く、板をくり抜いてある部分が真っ暗に見えてました。下の画像のような感じです。↓

f:id:AitoSatori:20220316195120j:image

おそらく急いでトイレに入ってくる人などは、間違えそうになっても仕方ないでしょう。

最近は男を色別に分けるのはいかがなものか、と世間でも言われ始めていますが、実際に間違って女子トイレに入ってしまった自分からすると、せめてあの「板くり抜きトイレマーク」に赤や青で男を識別しやすいようにされていたら、と思わずにいられません。

でも、本当にトイレに入って用を足してスッキリしたあとに、「ここ、女子トイレか?!」と気がつく瞬間って、かなり焦りますよ。

まあ、この時はおおごとにならなくて良かったですが…

教訓としては、その後公共のトイレに入る前には、必ずトイレマークをガン見するようになったことです。

みなさんも(特に男性は)気をつけましょう。

最後に…

公共のトイレマークは明確にお願いします!😤

 

 

 

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