崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

映画「天国は、ほんとうにある」をおすすめします

「芸術の中に神の姿を見出す〜映画編」

 

今回は、映画「天国は、ほんとうにある」を紹介したいと思います。

 

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ストーリー

【実話を元にした映画です。

ネブラスカ州で牧師をしている、トッド・バーポは、妻と幼い娘、息子がいる4人暮らし。

トッドは、毎週のように教会で説教しているが、牧師専任という訳ではなく、他の仕事もしている。

 

ある日のこと、4歳になる息子のコルトンが盲腸になり、しかも対処が遅れた為に、意識不明の中緊急手術を受けることになった。

 

手術の最中には、コルトンを知る近所の人達がコルトンの為に祈りを捧げてくれて、手術は無事成功した。

 

元気を取り戻したコルトンだったが、手術の最中に、自分がどんなことを経験したかを父親に話し始める。

 

その内容は、手術の最中に、コルトンは肉体を抜け出し、両親や近所の人がどんな行動をしていたかを、観察していたこと。

 

また、天国に行ってきて、色々な経験をしてきたことなどを、まことしやかに話すのだった。

 

最初は、息子の言うことを信じない父親のトッドだったが、手術の最中という中で本人が知ることが不可能な周囲の状況を、まるで見てきたかのように描写する為、次第に息子の言っていることを信じ始めるのでした】

 

実話ということもあり、凄いドラマチックな展開などはありません。

映画のテーマとは関係ありませんが、個人的にはむしろ、働きながら牧師として、説教をし、地域の消防団にも入り、草野球チームにも所属している姿が興味深く思えました。

 

毎週?牧師として説教するのであれば、月曜から土曜の間に自分の姿を信者に見られた場合、素の自分がバレてしまうので、日曜だけ高尚な話しはなかなかしづらくなるような気がします。

 

自分の日頃の生き方や振る舞いに自信というか、誠実さがないとこういうスタイルの牧師はできないと思うので、この牧師さんは本当に良い人なんだと思います。

 

とはいえ、映画の中で様々な請求書を前に、苦労して生活費のやりくりをしている牧師夫婦を見ていると、働きながら神に仕えるのは大変なんだなと思いました。

 

映画の内容に話しを戻したいと思います。

息子のコルトンが天国を見た話しを、牧師のトッドは教会の説教の場で話すか迷いますが、結局は話してしまいます。

 

反応は様々でしたが、教会を金銭的に支援している人が心良く思ってくれなくて、説教の内容を変えるようにトッドに迫ります。

この辺の反応はひょっとしたらプロテスタントカトリックで違いがあるかもしれません。

ちなみに映画の中での教会はプロテスタントだと思われます。

 

またトッドの妻の方は、息子の天国の話しよりも日々の金銭的に生活が苦しいことに意識が向いており、夫の態度に不満をもちます。

 

この辺が実話ならではのリアルな部分だと思います。

 

そして、夫婦関係がギクシャクする中、コルトンは両親がコルトンに話してないことまで、天国での体験と絡めて語り出して…

 

この映画は死後の世界について半信半疑の人が観ると、おそらく信じる割合が増え、疑いの割合が減るのではないかと思います。

 

そして推測ですが、地域の人達に溶けこんでいる、評判の良い牧師夫婦の子供に臨死体験が起きたのも神の配剤だと思われます。

 

キリスト教の内部ではどう言っているか知りませんが、信仰心には死後の世界についての知識が必要不可欠だからです。

 

また、信じない人の側から言わせれば、信じている人は「信じこんでいるに違いない」と思っていると思われます。

 

まあ、死後の世界なんて目に見えないので、仕方ないのかもしれませんが…

 

ただ死後の世界を1万パーセント信じている自分から言わせてもらうとすれば、無理矢理信じこんでいるわけではなく、

皮膚感覚で感じ取れてしまうのです。

 

ゆえに自分にとっては、リアルそのものなのです。

 

この映画は、昨今の派手なアクションシーン満載の、ハリウッド映画に疲れた人にもおすすめです。

 

 

 

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