崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

アルバイト体験記〜超ラクなバイトと超ハードなバイトを体験できた

今回のアルバイト体験記は、「超ラクなバイト」と「超ハードなバイト」の体験談です。

 

まずは、「超ラクなバイト」から話します。

個人的には「楽なバイトってこの世に存在していたのか!都市伝説ではなかったのだ!」という題名をつけてみたいです。

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厳密に言えばバイトとは言うものの、1日限りの単発派遣バイトです。

 

その派遣のバイトを選んだのは、派遣先の会社が自宅からクルマで7〜8分と近かったことと、仕事内容が簡単そうな割には時給も悪くなかったからです。

 

そして当日の朝8:30頃にその会社に着き、チラッとオフィスの中を見ると、何やらコピー機がたくさん置いてあるのが目につきました。

 

5分ほど待っていると、オフィスの中から30代半ばくらいの社員と思しき男性が出てきました。

 

そして駐車場までその社員さんに付いていくと、2トンくらいのやや小ぶりのトラックに2人で乗り込んで出発しました。自分はもちろん助手席です。

 

それからトラックはあちこち走りまわり、様々なオフィスに寄りました。

 

大体、5〜10箇所くらいのオフィスによりましたが、その内の5箇所くらいのオフィスからリースしていた(?)コピー機を引き取るらしく、その時にはどうしても1人では移動が難しい為に、その補助として自分が必要らしいのがわかりました。

 

それにしてもオフィスに置いてあるようなコピー機は大抵、大きいですし重量もありそうです。

 

コピー機の下には小さい車輪が付いているとはいえ、「こんな物どうやって外に運び出すのか?」と、疑問に感じつつ社員さんの動きを見ていると、コピー機の側面から取っ手のようなものを引き出し、それがちょうど両手で持てる長さの取っ手なのです。

 

しかも反対の側面にも同じように取っ手が引き出せるようになっている為、2人の人間がコピー機を持ち上げられるような仕組みになっていたのでした。

 

その合理的な仕組みに感心しつつ、オフィスから外までにコピー機を移動させて、段差のある所は社員さんと呼吸を合わせてコピー機を持ち上げて外まで移動させたのでした。

 

トラックの荷台に上げる時は、トラックの後ろに自動で持ち上げる装置が付いている為に、自分の出番はありません。社員さんが責任を持ってトラックの荷台の中でコピー機が動かないように固定していました。

 

1台のコピー機を運ぶ時に、自分が使った時間はわずか数十秒でした。

 

このような感じで、「コピー機移動補助」を5〜6台こなしたでしょうか。

 

内容的には超簡単ではあるもののコピー機自体の重量は約80Kgある為にその時は気合いを入れつつ、神経を使いました。

 

最も緊張したのが、ビルの2階から外階段を使ってコピー機を降ろした時です(2〜3回くらいはあった)

 

いくら取っ手を両手で持っているとはいえ、足を踏み外したりは絶対に出来ず、また階段の途中で休むのもままなりません。

 

この時が一番緊張しましたが、それ以外は一階部分にあるオフィスからの移動だった為、ラクなものでした。

 

そしてコピー機を移動させる必要のないオフィスもあり、そのような場所では社員さんがそこの事務所で打ち合わせなどをしており、その時は自分はトラックの助手席でのんびり座っているだけでした。

 

そしてなんだかんだで8時間近くは拘束されていたものの、実質的に働いた時間はトータルで

15分くらい(^。^)

 

残りの7時間数十分は、ただただ助手席でまったりしていたのです。

 

帰りのクルマの中では、社員さんと少し打ち解けて、それぞれの家庭のことなどをおしゃべりしつつ朝方出発した会社まで戻ったのでした。

 

こんなラクなバイトで日給は9000円以上は超えたと思います。

 

都市伝説だと思っていた「楽なバイト」は実在しました!

 

次は、「超ハードなバイト」の話しをします。

 

まず、誰もが好き好んでハードなバイトなどしたくはありません。

 

なのに何故にそんなバイトを選んでしまうのでしょうか?

 

運の良し悪しもあれば、情報収集力の差もあると思います。

 

ですがポイントはバイト募集の仕事内容の説明文にあるでしょう。

 

自分がそのバイト募集のメールを見た時は、仕事内容として以下のように書いてありました。

 

「コンテナからの荷物積み下ろし作業」確かこのような文章だったかと思います。

 

この文面だけみると、荷物の内容は書いてないのでその中身は想像するしかありません。

 

しかし現実的には、「中身と言ったって、スナック菓子という訳じゃないだろう。軽すぎず、重すぎない荷物に違いない」と勝手に思い込み、次の関心は時給がいくらなのかに向いてしまっています。

 

そして、当日は想定内のこともあれば、想定を外れることもあります。

 

で、問題のそのバイトでは想定を大きく外してしまいました。というか、その内容を知ったとたん「無事に帰れるだろうか…」という不安がよぎりました。

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場所は、自宅からクルマで40〜50分くらい。現地に到着するとさほど大きくない敷地内に、コンテナが二つ。

 

コンテナのサイズは確か20フィートだったような気がします。もしかしたら40フィートだったかもしれませんが、40フィートだと流石に大き過ぎのような気もするので多分20フィートでしょう。

 

20フィートサイズだと、コンテナの長さは約6メートルなので外から見る分にはさほど大きくありませんが、中に入ると広く感じます。

 

当日のバイトは自分の他に大学生だと思われる男子が2人いました。

 

とにかく仕事内容は、「コンテナに積んである荷物を降ろすこと」です。

 

そして現場の責任者のような人がコンテナの扉を開きます。

 

すると、中に入っていたのは…

 

‼️‼️‼️

 

もう、一目みてギョッとしました。

 

なぜなら、コンテナの入り口までほとんど隙間なく、整然と天井まで、30Kgの茶色の袋が積んであったんですから。

 

30Kg用の袋に何が入っていたのか、うろ覚えですが確か小麦粉らしき物だと教えてもらったような気がします。

 

それにしても、とにかくコンテナのスペースを徹底的に無駄なく使用して、本当に綺麗にギチギチに袋が積んであったのです。

 

くどいようですが一袋30Kgです。

 

これを3人のバイトで全て降ろす。

 

自分は割と腕力には自信がありましたが、さすがにこれだけの量を降ろし切れるのか。若干弱気になりかけましたが、もうやるしかありません。

 

何よりも「細身の大学生2人に負けるわけにはいかない」という意味のないことを無理矢理思うことによって気合いを入れることにしたのです。

 

ちなみに、コンテナは地面に直接置かれているのではなく、何か台のような物の上に置かれている為、地面から1メートル数十センチ高くなっています。

 

その現場の作業員が、フォークリフトでパレットを一枚持ち上げて、コンテナと同じ高さにします。

 

そしてバイト3人で、30Kg袋をそのパレットに積み替えるという段取りになりました。

 

とにかく覚悟を決めて、袋を一つひとつ降ろします。

 

降ろしながらも、「よくまあ、これだけ綺麗にギチギチに積んだもんだ」と恨み心に近い感情を出しながらモクモクと袋を降ろします。

 

最初、袋は入り口まで目いっぱい積んであった為、パレットに降ろすのも楽に感じましたが、だんだん袋が減ってくるとその分コンテナの奥まで行って入り口まで運ばなければなりません。(1袋、30Kgです!)

 

ある程度、コンテナにある袋を半分以上降ろしたところで、手で入り口まで運ぶのが大変そうだと見かねた作業員の人が、パレットとハンドリフトをコンテナの中に入れてくれて、袋が積みあがったコンテナの奥まで入れてくれました。

 

これによって30Kgのクソ重い袋をえっちらおっちら運ばなくて済むようになりました。

 

とはいえ、一つのコンテナには、

30Kgの袋が、600個積んであります。

 

それを3人で降ろしているわけなので、ひとり

200個降ろします。

 

くどいようですが、一袋30Kgです。

 

そして、コンテナは2台あります。

 

なので、厳密には

30Kgの袋をひとり400個降ろします。

 

………(T ^ T)

 

そして、なんとか1台目のコンテナに積んであった袋は全て降ろせたものの、2台目に突入してしばらくしたら、色々考えましたね。

 

2人の大学生はなぜあんなに細い身体をしているのに根をあげないのか?

 

筋肉量ではなく、若さゆえのスタミナの方が重要なのか?

 

そして、次第に両手だけで持つのがしんどくなってきた為に、前腕部分も使って袋を持つようになりました。

 

さらにそれからしばらくすると、

 

前腕部の内側が擦れて、薄っすらと血が滲んできました。

 

汗はダラダラ、喉はカラカラです。もう頭の中は、「この作業が終わったら、缶ジュースを連続で2本飲んでやる!(しかも500㎖)」

 

袋を延々と降ろしながら、時々視界の中に入る自動販売機だけが、気力の源泉になっていたのでした。いやむしろ希望そのものと言っていいでしょう。

 

全ての袋を降ろすのに要した時間は今となっては忘れてしまいました。

 

時給も1000円を超えて、確か1200円以上だったような気もします。

 

ただ現場の責任者が「本当は4人でやる作業だったんだけど、ひとり休んじゃったからな」というセリフを聞いても、休んだ人に対する恨みなど出ないほど精も根も尽き果てていました。

 

帰りはクルマの中で、500㎖缶のペプシコーラとオレンジジュースを飲んだような気がします。

 

この超ハードなバイトの教訓としては、「割りに合わないバイトは存在する!」ということです。

 

みなさんもバイト選びは慎重にすることをオススメします。(;´д`)

 

 

 

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