崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

外国人が過半数を超えた埼玉県芝園団地と、千葉市美浜区の団地に行ってきた

昨年の11月下旬、有給休暇が取れた為、かねてより気になっていた、埼玉県芝園団地千葉市美浜区の団地を訪れた。

 

私がこの二つの地域になぜ関心を持ったかというと、数年前に読んだ宮本雅史氏の「爆買いされる日本の領土」佐々木類氏の「日本が消える日」を読んだのがきっかけだ。

 

この二つの書籍によると、埼玉県芝園団地千葉市美浜区の団地に中国人、及び他のアジア系外国人が住み始めて、元々住んでいる日本人の住民と様々な問題が起こっているとのこと。(ちなみに宮本氏の本では芝園団地のみが言及されている)

 

佐々木類氏の本では、割と細かくレポートされているが自分でも実際にこの目で見てみたいと思い、新幹線に乗って二つの地域を訪ねてみたのである。

 

まずは、埼玉県芝園団地を訪ねた。

 

新幹線で大宮駅まで行き、そこから京浜東北線に乗り換え蕨(わらび)駅で降りる。

 

西口からGoogleマップを使い徒歩で芝園団地に向かう。約10分で団地らしきところに到着する。

マップで見るとよくわかるが、コンパクトに団地がまとまっている。

 

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*上記画像はWikipediaより転載

 

団地に沿った道路を歩き始めると早くもあちこちから中国語らしき言葉が聞こえてくる。

行き交う人達も中国人だろうかと、わけもなく身構えてしまう。

 

団地に向かう途中の道路脇に日本語、韓国語、中国語の注意書き看板が貼られていた。

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団地から数十メートル手前まで歩くと、団地にほとんど隣接しているような商店街(店は7〜8軒)があった。そこに家電リサイクルショップがあり店員らしき女性が開店の準備をしていた。

 

店の外に出してあった電子レンジには、「店長推介」の文字が。(推薦のこと?)

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並びにあったその他の店舗にも日本人には読めない中国語が。

中国人相手に麺類を食べさせる食堂?日本人には読めない漢字。

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その他、物産店、美容室(床屋?)、はては保育園?まで中国人向けの店が目白押しだった。

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日本人には読めない漢字の店をやり過ごし、意を決して団地内に入る。(その間もあちこちから中国語が聞こえてくる)

 

団地内は数棟の建物が中庭のようなちょっとした広場を囲むように建っている。

この日は土曜日ということもあり、子供連れの主婦が10組近く歩いていた。

 

宮本氏の「爆買いされる日本の領土」によると団地内は中国人の住民が無断で捨てるゴミが問題になっているとのことだったが、おそらくだいぶ改善したのだろう。ゴミはまったく落ちてはいないし、むしろしっかりと清掃されていた。

 

また、佐々木類氏の本によると、建物内では中国人の住人がトイレを流さずに異臭がするとの記述があったので実際のところどうなのか確かめる為に、建物内に入ってみた。

 

エレベーターに乗り最上階に向かう。

 

エレベーター内でも複数の貼り紙が。

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最上階の通路と、7階の通路を歩いてみたものの異臭などはまったくしなかった。

そして団地やアパートにありがちな外の廊下に見られる砂や埃などは全然なく、むしろ徹底して清掃されていた。(タバコの吸い殻は一本落ちていたが)

 

下の画像は7階の外通路から見える風景。グラウンドではアジア系の外国人がソフトボールをしていた。

別のグループ(日本人か中国人か判明しなかった)はテニスをしていた。

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グラウンド利用について書かれているが、日本語と中国語しかなくその他のアジア系外国人は読めるのだろうか?

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建物に囲まれた中庭的な広場では、何組もの中国人が子供を連れて遊ばせていた。

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花火ならわかるが爆竹というのが…

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ゴミ置き場には、日本語、中国語、英語の3ヵ国語

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日本語が皆無の中国語のみのチラシ。スマホ、携帯関係?

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団地内では土曜日の天気の良い日中ということもあり、何組もの親子が広場で過ごしている。

 

全員が中国人なのだろうか?時々聞こえてくる言葉は日本語ではないことは確か。

 

年齢層は大人が30代で、子供は4〜6歳くらいに見える。

 

広場の隅に60代後半くらいの男性が二人、座って話していたが、中国語であった。

 

小一時間くらい団地内にいたが、たまたま通りかかった70代くらいのご婦人に話しを聞くことができた。

 

大山「こんにちは」

女性「こんにちは」

日本語で挨拶が返ってくる。意を決して聞いてみた。

大山「日本人ですか?」

女性「日本人です」

 

以下は、その女性から聞いた話しである。

 

その70代くらいの女性は20年くらい芝園団地に住んでいるとのこと。

 

そしてこの20年、本当に中国人が増え、最近はアジア系の外国人も増えたとのこと。

 

15分くらいその女性に団地内での問題点などを尋ねてみたが、以下の内容はその女性が話してくれたものである。

 

・ゴミのポイ捨て問題は、中国人が増えた当初は結構あったが、最近は自治会(が雇っている清掃業者?)がしっかり清掃している。

 

・中国人は生活音がうるさく、大声で話す

 

・団地内のルールを、日本人ならしないような形で平気で破る

 

・東京から距離も近くて、家賃も安いということが団地に住み着いた中国人から、中国本土の知り合いに伝わり、呼び寄せているのではないか。

 

・中国人は団地での敷金がないという噂。不公平に感じる。(実際は裏を取っていないのでホントかどうかわからないが)

 

・中国人は、仕事は何をしているのかはわからない。おそらくツテがあるのでは?

 

・中国人は男親が小さな子どもを連れて、複数グループで集まる。こういうカルチャーは日本ではあまり見られないので、すぐにわかる。

 

・最近は中国人以外のアジア人も住み始めている。近所にイスラム教徒専用の食堂ができた。

 

・「中国人が増えて、割合的に日本人より多数派になると多数派の考え方が主流になってしまう」という女性の言葉が印象的であった。

 

午後からは千葉市美浜区の団地に向かった。

 

京浜東北線京葉線を乗り継いで、稲毛海岸駅に到着する。

 

佐々木類氏の本によると、高浜地区と高州地区に中国人が増えているようである。

 

まず高浜地区を稲毛海岸駅から徒歩で向かう。

 

20分近く歩くと団地と思しき建物群が見えてくるが、芝園団地と違いあまりに範囲が広大であった。

 

その為、どの建物に中国人が増えているのかわからず、あまり期待せずに団地内に足を踏み入れた。

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芝園団地と違い、中国語表記の看板などは見当たらない。というか皆無である。

 

また、範囲が広い為か、午後になり、やや肌寒くなってきたせいなのか、出歩いている人も少ない。

 

ほとんど実態が掴めないまま、このまま高州地区に向かおうかと思っていた所、たまたま横断歩道前の歩道の脇で座っている60代後半くらいの女性がいたので声を掛けてみた。(中国人かもしれなので少しドキドキした)

 

女性は日本人であり、この団地には40〜50年は住んでいるとのこと。

 

以下、女性が話してくれたものを箇条書きにしてみた。

 

・中国人が増えてゴミのポイ捨て問題は出たものの、その都度ルールを言って聞かせて改善させたらしい。だが、彼らは都合が悪くなると中国語で話し出して誤魔化すとのこと。

 

・話し声がうるさい

 

団地の公衆トイレからトイレットペーパーを盗んだりする

 

・やはり少し怖いと感じるとのこと。

 

・中国人が何の仕事をしているかはわからない。ただ中国人が開いた店はそこらにあるらしい。(今回時間がなくてそのような店をたくさん見つけることはできなかった)

 

・中国人は他の中国人を呼びこんで集めるのが得意らしい

 

たまたま女性に話しを聞いた場所が高浜第一小学校前であったことから、会話は子供のことになった。

・小学校生徒の半分くらいは、中国人らしい

 

・大体、中国人夫婦が団地に住み始めて生まれた子ども達。中国人の子供は日本人が話しかければ日本語で受け答えするが、中国人の親とは中国語で会話する。

 

会話の最中に目の前を8歳前後の少年、少女が通りかかり、その子達を見て「あの子達も中国人よ。日本人とは何か違うから」と女性が言ったのだが、自分には日本人の子供との区別がつかなかった。

 

この後、徒歩で15分ほど歩き高州地区を観に行ったのだが、こちらの団地は敷地内を部外者が立ち入ることを禁止している看板があった為に、団地の外側を歩いただけで終わってしまった。

 

今回、埼玉県芝園団地千葉市美浜区の団地を訪れてみての感想としては、美浜区団地の方は、中国人らしき人や、住んでいる痕跡(看板等)があまり見当たらなかった為、正直なんとも言えなかった。

 

それに比べて、芝園団地の方は敷地内がそれほど広くないこともあり、中国人やその他のアジアの人たちが住んでいる生活感みたいなものをかなり感じ取れた。

 

運動場で、日本人を含めた数カ国の人たちがお互いに尊重しつつ、がそれぞれスポーツを楽しんでいる場面を見れたことは貴重だった。

 

また、団地内も清掃が行き届いており、数年前に言われていたような、ゴミが不法投棄されているようにも見えなかった。

 

ただ、団地内をここまでにするには、自治会や先住の日本人の住民も大変な苦労があったのではないかというのも、同時に感じ取れた。

 

また、芝園団地千葉市美浜区の団地で、長年団地に住んでいる日本人の女性二人に話しを直接聞けたことは大変ありがたく、貴重な機会だったと言える。

 

日本における移民問題は、「賛成」「反対」も含めて様々な問題がある為、今後とも注視していきたい。

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今回の記事、下書きは去年のうちに8割がた書けており、当初はもっと早く投稿するつもりだったが、様々なトピックに追われて、遅くなってしまった。

 

そしてその間、この記事に関連した書籍をたまたま見つけて、読んでみたところ非常に考えさせられる内容だったので、できれば次回はその書籍を紹介しつつ、私なりに意見を述べてみたい。(記事を書くのが間に合わない場合もあるので、可能な限り近々投稿できたら…)

 

その書籍とは、

大島隆著「芝園団地に住んでいます」である。

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