崖っぷち日本のユートピア社会学by大山昇悟

崖っぷちに立っている日本をどうしたらユートピア(理想郷)にできるか日々考え答えを探していくブログです

ヌルゲーマーでも熱くなるPS2「餓狼伝 Fist or Twist」

「効果的な休養研究所」ストレス解消編

 

今回オススメするゲームは、PS2格闘ゲーム餓狼伝 Fist or Twist」です。

 

PS5が発売するこのご時世に、今更PS2!4でも3でもなく、間違いなくPS2のゲームソフトをオススメします。

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2007年に発売されたPS2ソフト餓狼伝 Fist or Twist」は、夢枕獏(原作)と板垣恵介の格闘漫画「餓狼伝の世界観をベースにしています。

 

下の画像は漫画「餓狼伝

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この漫画、実は夢枕獏の小説がさらにベースになっており、主なキャラクターは同じですが、小説でしか出てこない、又は漫画でしか出てこないキャラクターも存在し、ストーリーも少し違っています。

 

下の画像は小説「餓狼伝

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漫画の方は、板垣恵介氏の作画力を存分に活かした話しの展開になっており、小説よりダイナミックな印象です。

 

ゲームの方は漫画の世界観をそのまま持ってきた印象です。

 

この格闘ゲームPS2だからといって侮ってはなりません。なぜなら自分のゲーム友達で、メジャーな格闘ゲームしかやったことのない人にこの餓狼伝を教えてあげると、100発100中で、

「こんなに面白い格闘ゲームがあったのか!!!」

と、みんな感激するからです。

 

実際、自分もこのゲームを買って10年以上経ちますが、未だに時々遊んでは、ストレス解消しているのです。

 

では、早速このゲームの魅力を紹介したいと思います。

 

まずは、漫画のキャラクターをリアルにゲームに落としこんでいる部分です。

 

漫画のキャラクターとはいえ、漫画「餓狼伝」の中では明らかに、実在の人物をモデルにしたキャラクターが登場します。

 

極真空手大山倍達→北辰空手の松尾象山

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プロレスラーのアントニオ猪木グレート巽

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小説版「餓狼伝」にしか登場しませんが、

力道山→力王山

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あとシドニーオリンピック柔道での金メダリスト井上康生→井野康生

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キャラクターとして、魅力的だと個人的に思うのは、

 

北辰空手の姫川勉

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闇の空手家、久我重明

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また、ゲーム内では別の漫画作品であるグラップラー刃牙」の範馬勇次郎も特別出演しています。ただしあまりに強いので、自分は一度も勝てていません。

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これ以外にも、中国拳法の達人などゲームオリジナルキャラクターも登場し、格闘技夢のオールスター戦が繰り広げられます。

 

そして肝心のゲームシステムが、既存の格ゲーと違うのは、体力ゲージ心ゲージが備わっていることです。

 

よくリアルな格闘技では、試合で負けて心が折れることが最も精神的ダメージが大きいと言われます。

 

たとえ、試合に負けても技術レベル、フィジカル面が敗因だった場合は、「またトレーニングを積んで頑張ろう」という気になりますが、心が折れた場合は、相手に対して屈服してしまっているので、人格が崩壊するようなこともあるらしいのです。

 

このゲーム「餓狼伝」では、試合の最中ダメージを負うと、「体力ゲージ」が減るのはもちろんですが、勝負を決するのは、「相手の心を折ること(相手の心ゲージを減らすこと)」です。

 

そして、このシステムの面白い所は、相手の心ゲージが減ると、自分の心ゲージが増え、さながらシーソーゲームのようになることです。

 

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上記の対戦場面、下の鎖みたいなのが付いている太いゲージが心ゲージ。対戦状況によって、ゲージがシーソーのように左右に移動します。そのすぐ上にある緑のゲージが体力ゲージ。

 

また、さらにこのゲームのリアルな所は、相手の身体で狙っている場所を執拗に攻撃すると、緑の身体マークが、その部分だけダメージの蓄積具合に合わせて、緑→黄色→オレンジ→赤→黒と変化する点です。

 

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上記の画像では、左の選手の身体マークの頭部分が黒くなっており、左の身体マークはボディの部分が赤くなっています。そのダメージを受けている部分をさらに攻撃すると、より深いダメージを相手に負わせることができるのです。

 

ちなみに自分がダメージを受けている部分、例えば足だとして、その足のまま攻撃すると、「痛っ〜」と自分が痛がります。

 

さらに、このゲームの魅力を語るとすれば、キャラクターの多彩な攻撃が、リアルな格闘技の選手さながらに、一つひとつの技がリアルに表現されていることです。

 

例えば蹴り技ひとつ取っても、「こういう体格の、こういう性格の格闘家なら、こういうフォームの蹴りを出すだろう」という期待にドンピシャで答えてくれるのです。

 

以下、

 

久我重明の変則的な蹴り

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藤巻十三の左中段蹴り

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松尾象山の正拳突き。血も飛び散るリアル

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丹羽文七の右回し蹴り

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柔術使いのキムラロック

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伝統派(寸止め)空手家の攻撃、相手に直接当てないで倒していきます

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格闘技好きな人なら、この辺のリアルさは唸らされるでしょう。そしてその理由としては、ゲームを制作するにあたって、リアルさを追求すべく本物の格闘家に協力してもらい、モーションキャプチャーで、データを取ったらしいのです。

 

それに加えて、漫画の中で繰り出される、ややファンタジックな技もゲーム内で使用できるのです。

 

下の画像は、必殺技「虎王」。相手のパンチをヘッドスリップしていなしつつ、その腕に飛びつき、そのまま相手を地面に組み伏せて、腕を極める技。現実的には無理そうですが…

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このゲームの魅力は、現実のリアルさと、漫画のファンタジーを、ゲーム内で絶妙に組み合わせたことにより、リアルと格闘ファンタジーの融合を堪能できる点にあります。

 

また、試合は団体戦(5対5)も選べることができ、自分で好きな選手を自由に組み合わせられるので、そこがこのソフトがなかなか飽きずに遊べる点です。

 

さらに、漫画での印象的な場面でのセリフを、ゲーム内でも効果的に使用してます。

例えば、下の画像は主人公の丹波文七のセリフ

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好敵手と闘っている最中、嬉しさに思わず…という場面です。

 

下の画像は北辰空手の堤城平が、町でチンピラに絡まれている場面でのセリフ

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このセリフもゲームの中で効果的に挿入されます。

 

松尾象山がプロレス団体の道場破りで、レスラーをボコボコにした後のセリフ

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以上のようにこのゲームは餓狼伝」への愛と、格闘技愛、格闘ゲーム愛に溢れており、格ゲー好きならプレイすべきゲームだと言えます。

 

いや、ズバリ言いましょう。

 

このゲームをやらないと、死んでから後悔する!と、断言します。o(`ω´ )o

 

 

PS5は、安くなってから購入すればいいと思います。その前にPS2大傑作格闘ゲーム餓狼伝」を購入すべきです。

 

このゲームをプレイしたが最後、その面白さに他人からの「周回遅れのゲーマーか」などという心無い陰口は、一切耳に入らないであろうことは保証します。

 

むしろ「こんな面白い格ゲーをプレイしないなんて、かわいそうな奴、ウヒヒ…」とヨダレを垂らしながらほくそ笑むのは間違いありません。( ̄∇ ̄)

 

結論は、今すぐ餓狼伝」を買うべき!です。(古いゲームなので、中古しか売ってないと思いますが)

 

ストレス解消点は10000点!

 

 

 

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